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教員紹介

教員からのメッセージ

いま、文学部がおもしろい!

どこでどう学ぶかが、大きな変化をもたらす。


大学では、毎日のライフスタイルだけではなく、どこでまたはどう学ぶかによって、学生に大きな変化をもたらします。
久留米大学の文学部では、学生は幅広い教科を受けることができ、さまざまな経験ができます。


大学生活の数年間は、楽しむことのできる絶好の機会ですが、それと同時に、未来を見つめ努力する機会でもあります。

教授 岸 チズ子
専門 西洋史学
アルファベットにも筆順があった!?
漢字みたいにABCなどアルファベットにも筆順があったって知ってますか。
古代ローマやヨーロッパ中世など印刷術以前で、文字は手で書くしかなかった時代には、人々は今とは違う筆順で書いていました。ABCがどのように書かれていたかは、西洋の古文書を読む上で大事な知識なのですが、この講義では、大文字しかなかった古代ローマ以後、どうやって小文字abcが発生したのかお話します。その鍵はやはり筆順なのです。
教授 飯田 武郎
専門 イギリス文学
英語はなぜ「世界語」となったのか?
英語という言語は、もともとヨーロッパの一地域の小言語でしかなかった。ところが時代と共に変化し今日では世界語としての英語となった。
かつてヨーロッパでは、ラテン語がインテリ層の共通言語として必須の言語であったが、今日の英語はインテリ層だけのものではなく、世界中の様々な人々によって使われる共通語である。小言語でしかなかった英語がどのようにしてそのような世界語となったのかを歴史的に辿ってみよう。
教授 市川 郢康
専門 アメリカ研究
日米の文化を比べてみると…
文化はしばしば氷山に喩えられます。水面上の目に見える部分には、食べ物やファッション、芸術、言語などの表面的な特性が含まれます。
しかし、文化には見えづらい、水面化に潜む、もっと大きな部分があるのです。
それには価値観や信念、宗教と言った特性が含まれるのです。このことを念頭に置いて、日米の様々な文化的諸相を比較します。
教授 狩野 啓子
専門 日本近代文学
虫から貴重な本を守る「和紙のお話」
古い本や文書など、貴重な紙資料を食い荒らす虫がいることを、ご存知ですか?
紙魚と書いて「しみ」と呼ぶ魚のような長い尻尾を持つ害虫が有名ですが、実はもっとひどい被害をもたらすのは、フルホンシバンムシなどのシバンムシ類です。
本の中に掘られたトンネルを見たことのある方もいるでしょう。そのような本の虫を、近づけないための、特殊な紙が創り出せないかと、数年前からプロジェクト研究を行ってきました。その研究の話を中心に、虫の話や手漉き和紙の話をしたいと思います。
教授 野田 俊昭
専門 中国古代史
日中の歴史にみる文化交流の意義とは?
文化交流の持つ意義には、いろいろなものがあると思われます。しかし、その最大の意義はなんといっても「文化とは異文化との出会いの中で大いに進展する」という性格をもつものであるということだと言えます。
このことを日中文化交流史を吟味するなかで、具体的事例に則して概観していってみたいと思います。
教授 道永 周三
専門 アメリカ文学
アメリカ南北戦争と作家たち
アメリカ南北戦争は「世界史」の授業でも取り上げられる事件ですが、皆さんはどれくらいのことを知っていますか?
一般に戦争は数々の発明品を生み出してきましたが、アメリカ南北戦争も例外ではありません。またアメリカ唯一の内戦のゆえに、家族や親族が南北に引き裂かれた痛ましい出来事でもあります。当時の作家たちの反応も交えて、アメリカ南北戦争がもたらした事柄を一緒に考えてゆけたらよいと思います。
教授 三ノ上 芳一
専門 西洋宗教史
ハンムラピ法典を読む
楔形(くさびがた)文字は紀元前3500年頃から紀元前数世紀までアッシリア、バビロニア、ペルシアなどで広く用いられた文字で、シュメール人の発明によるものです。
紀元前18世紀中頃、バビロンの王ハンムラピはこの楔形文字を使ってハンムラピ法典を発布しました。「目には目を、歯には歯を」などで広く知られ、その後の法典の規範となりました。このような楔形文字テクストを実際に読んで、人類4000年の精神史に思いを馳せてみましょう。
教授 﨑村 弘文
専門 日本語学
方言から見た九州とは?
方言は、共通語の影響を受けて衰退する傾向にあるが、それでもなお、アクセントや細かい発音の癖、語法などに特徴的な点を残し、完全には消え去っていない。
その種々の特徴は、日本語の古い時代の姿を考える場合の手がかりとして重要であるばかりでなく、今後の多様な発展の可能性を考える手立てとなる。講義では「方言から見た九州」というプリントを配布して、主に中年層以上の人たちの話す九州方言の姿を明らかにし、諸特徴の具体例を理解できるようにする。
教授 宮原 信孝
専門 国際交流論
染料・じゅうたん・陶磁器から国際交流を考える
現代世界は、国際化が急激に進んでいると言われています。国際化は、モノ、カネ、ヒト、情報の国際間交流の進展とも言えます。
講義では、その原点ともいえる歴史上の国際的交易を例に取り上げ、国際化の意味を学びます。受講生の皆さんは、手渡された世界地図を見、ラピスラズリの原石、ペルシャじゅうたん、オランダ磁器などの実物を手にしながら、世界における物や技術の情報の伝播と受容・発展について考えることになります。
教授 イアン・カラザース
専門 世界演劇
英語でエッセイを書く秘訣
どのようにしたら英語でエッセイを書けるのでしょうか。いい方法があります。アイデア地図を作るんです。
これを作ると良いテーマも見つかりますし、あなたの考えたこともまとめやすくなります。私の授業に一度参加してください。
とてもためになるアイデア地図をたった5分で作る方法を伝授しますよ。
教授 与小田 隆一
専門 中国文化史
「中国」とはどんな国なのか?
北京オリンピック、チベット問題、胡錦涛国家主席の来日、さらには四川の大地震と、このところ中国に関する大きなニュースが続いています。
「中国」という国に対するイメージは、人それぞれ異なるでしょうが、この国と日本とが切っても切れない重要な関係にあることは間違いありません。日本の26倍の面積、10倍の人口を有し、56の民族が住むこの国をどう理解すべきか。主に歴史、文化、風俗習慣などの面から探っていきます。
教授 桑野 栄治
専門 朝鮮史
韓国人がみた中世の日本
室町時代には日本と韓国(当時は朝鮮王朝)のあいだに国交が開かれ、活発な交流がありました。では、当時の韓国人は日本の社会をどのように観察していたのでしょうか。
この講義では、いまから約500年前に韓国で出版された外交ハンドブック『海東諸国紀』(1471年)を読み解きながら、室町時代の人びとの生活、国際都市として栄えた博多、海賊が住む佐賀・長崎の様子などを紹介します。
准教授 池畑 裕樹
専門 近世古文書学
幕末期における久留米藩の苦悩とは?
江戸時代の末期は社会の仕組みが大きく変わる明治維新の前夜にあたり、外国からの圧力など混乱した状況の中で徳川幕府と全国諸藩との緊張関係がいっきに高まりました。この時期を幕末と呼んでいます。
九州の地にある久留米藩が、幕末の複雑な政治情勢の中で、徳川幕府との関係においていかに苦労したかというエピソードを久留米大学が所蔵する史料を引き合いに出しながらわかりやすく解説します。
准教授 城井 隆志
専門 中国近世史
絵で見る18世紀の中国の風景
清代中期(18世紀)の中国は安定期をむかえ、伝統文化の成熟期とされます。「盛世滋生図」という長大な絵巻は、当時、文化的経済的に最先進の地位を誇った江南の都市蘇州の繁栄ぶりを詳細に描いています。
早春の田園で耕作にいそしむ農夫、水路を行き交う大小の船、人々でごった返す商店街の喧騒、芝居見物に集まる人々、試験真っ最中の学生たち……。描かれた場面を手がかりにして、人々の暮らしぶりや文化の一端を探っていきます。
准教授 安藤 裕介
専門 英語史・英文法論
英語にもある「方言」の世界
世界中の人々が使用している英語にはいろいろな方言があります。
たとえばchipsという単語はポテトチップと訳すことが多いのですが、プロサッカー選手のベッカムがchipsを食べたと言ったら、それはフライドポテトのことを指していると考えた方がいいと思います。ベッカムは生粋のイギリス人だからです。このように、毎日流れているテレビやニュースなどをひとつひとつ取り上げながら、英語のおもしろさについて話します。
准教授 吉田 洋一
専門 日本近代史
江戸時代における地方の教育とは?
5世紀頃、渡来人によって輸入された儒学は、古代・中世を経て、近世の幕藩体制下には人材育成の基盤として重用されました。
この講義ではまず、江戸時代までの日本儒学史を概観します。その後で、江戸時代にどのような教育がなされていたのか、皆さんの住んでいる地域にあった藩校や寺子屋を例に検証します。さらにその藩校や寺子屋が、明治時代になってどのように変わっていったのかを探ってみようと思います。
准教授 アーサー・ミアマン
専門 英語教育学
英語の形容詞は面白い
英語で何かを述べるとき形容詞はとても重要です。形容詞をうまく使えば、あなたの文を聞いたり、読んだりする人はとても興味を感じるでしょう。
でも形容詞が2つ以上続くとき、それを並べる順番はわかってますか。
正しい方法はひとつしかないんです。練習を積み重ねて、形容詞を使った英文の書き方を練習しましょう。
准教授 大庭 卓也
専門 日本古典文学
日本古典文学の本来のすがたとは?
皆さんが古典の時間に勉強している『源氏物語』や『徒然草』、あるいは『奥の細道』『日本永代蔵』といった作品は、本来どのような文字で書かれ、また、どのような姿で存在し、人々に読みつがれてきたのでしょうか。
その作品が成立した当初のすがたに、できるだけ近づいて読解解釈してゆくことは、大学における文学研究の基本でもあります。大学で「古典文学を読む」とはどういうことか、いくつかの例を紹介しながら考えていきたいと思います。